縮毛矯正に対してのパーマリスクとは
2016/10/19
火曜日
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2016/10/19
airディレクター木村です。
いつも子供と戯れています。
さて、先日気になった記事を見かけたので見解を述べてみます。
(ネットギークより)
これは…
美容師としては「なんもいえねー」という状態ですね。。。
美容師としても顧客サイドとしても。
記事の女性の髪質を見ると、黒髪ベースで元々は健康毛だった(がクセはもちろんある)と思われるのですが、ストレートパーマをかけておられたのですね。
黒髪の健康毛の場合だと、1発のストレートパーマではdead状態までいってない場合が多く、人によっては聞かない限り看破できない時もある。(大概の場合、濡らすと質感で読める事が多いけども)
て、いうか…
もちろん話は聞くので、かかってる状態だとしても「いける!」と思いやすい状態の事も多い。
ただ…
アイロンを使うストレートパーマの場合、薬はもちろんアイロンの温度やテンション(かかる力)、もしや2人作業だった場合の入れ加減の違いやら色んな要素があって、そこに対してダメージレベルの違いがあったり、また、在宅メンテナンスの具合によっては見た目や想像よりもはるかに持たない状態になっている事もあります。
基本的には再度(カールの)パーマをかけたくなった場合、ストレートパーマをかけた所で行う方が確実ですよね。(情報が多い)
縮毛矯正毛にパーマをかけるってなった場合、大体のケースで「デジパー(デジタルパーマ)」を勧める事が多いです。
コールドパーマの場合、下手したら全く「かからない」ケースもあって、パーマ液をつけることにより元々のクセが出るだけでカールにならない場合もある(これもホント、人次第)、本当はあまり勧めないものの(縮毛矯正の髪にパーマをかける事自体を)やはり…
「どうしても”かけたい!”」
という方は実際かなり多いわけで、その場合もちろんリスクヘッジはした上で「まぁ、デジタルパーマの方が…」と判断するケースはあります。
ちなみに自分のサロンではデジタルパーマを取り扱っていない(店舗による)のでカウンセリングしたのちに、他店舗(デジタルパーマ取り扱い店舗)をオススメする事があります。
僕は無理だと判断したら基本、行わない事が多いです。
もちろん叶えてあげたいのですが、最適なものを判断した場合、「自分はやらない」という選択肢もあるのです。
自分のスキルでは「叶えてあげられない(これは技術があるない云々だけではなく、サロン状況、機械、薬の適性もあるからです)」と判断したら大概の場合お断りします。
だって。。。よくならないと思っているものをそのままできないですもん。。。
僕は「いけるな」と思ったものしかやらないです。
なので基本的にリスクが高い縮毛矯正毛に対してのパーマは承らない。
もしくは、そこに可能性がありそうなもの(機械、薬剤、環境)を揃えられている所をご紹介します。
そう、本質はこちらだと思うのですが、これは本当に難しい。
一応、個人見解を述べておきます。
・お客様に対してのリスク説明をしっかりする(縮毛矯正をかけている場合でパーマをかける事のリスク)
・雑誌や切り抜きのヘアスタイルの場合、パーマではなくアイロンでスタイリングされている事もあるという事(全てとは言いませんが、アイロン仕上げの質感とパーマ質感は明らかに違うのでまんま同じになる可能性は低いという事。本質的に同じにしたい時は、アイロン操術をトレーニングした方がリスクが低い事もあるという事。ちなみに記事にある切り抜きはアイロンでしょう)
・美容師も「これはリスク高い」と判断したら断る事(それだけではお客様が前に進めないので適切なアドバイスをする事。薬剤、機械、環境の整った所をご紹介。もしくはできるだけリスクの低いものをアドバイスする事)
・そもそもパーマをウリにしない事(これ僕ですね。もちろんやるのですが、無理なものもあります。自分のデザイン幅に沿った場合はもちろんお引き受けしますし、全力で行います、後、ホントにデザイン次第。僕は緩めな感じやボリュームアップパーマなどはとても多く行います。)
と、いうか本当に…
「正確な知識(正確なのがどれかはわかりませんが、美容師それぞれのリスクヘッジをしっかり)をもっと伝えていく事が大事なのでは?」
と…
この他にもまだまだあると思いますし、美容師さんそれぞれの見解があると思います。
そして、それを…
「選ぶ事」
ですね。
僕はこういう美容師。
僕がこういう判断だとしても…
「いや、そうじゃない。縮毛矯正でも全然いけるよ!」
とおっしゃる美容師さんもおられると思います。
それは自信や自負があるからでそういった所にお任せするというのも1つの手段だと思います。
僕は1つの髪型を全て自分で行なうという感覚(まぁ、もちろんその方がいいのですが)はあまりなく、その人に1番ベターであるものを提供し、喜んで頂ける事が1番大事だと思いますし、また…
「カラーは僕、カットは別の人」というケースもめちゃ多いのです。
その逆も然り、色んなパターンがあります。
僕自身はそれで全然構わないスタンスですし、むしろ選んでもらえる項目があるのならありがたい事。
そういった選び方もあるのですよ。ほほ。
まぁ、これに関しては色んなご意見があると思うので、記事に対してのご意見があればまた追記で貼っておきますので1つの選び方、知識として読んで頂けるといいですね。
「いい髪型になれて良かったー!」と思える人が増えます様に。
(元記事)
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