ノンジアミンでも明るくできる！ハイライトで彩るノンジアミンカラー
2023/03/31
池袋駅直結、池袋西武本店９階の美容室【air池袋】の竹内です。
今回はご紹介してからじわじわきているハイライトを活用したノンジアミンカラーのお話です。
この記事にたどり着いた方は、ヘアカラーで何らかのトラブルを抱えている方でしょうか？
昨今よく耳にするようになったジアミンアレルギーという言葉があります。
これはカラー剤の染料に配合されているパラフェニレンジアミンによるアレルギー反応です。
僕のところにもお医者様からジアミンアレルギーと言われてご来店される方も多くいらっしゃいます。
残念ながら１度アレルギー反応が出た方はいわゆるカラー剤で染める事はできません。
場合によっては重篤な症状を引き起こす可能性もあります。
しかし白髪を染めない訳にもいきませんよね。
そこで登場するのがノンジアミンカラーです。
このノンジアミンカラーですが、基本的に暗く染まりがちです。
ということはジアミンアレルギーになってしまったら暗く染めることしかできないのか？
そんなお悩みを解消すべく今回の記事を書かせていただきました。
僕の場合ノンジアミンカラーのヘアマニキュアを使用します。
今回ご紹介する施術を説明する前に、へマニキュアの事を軽くご説明します。
①ヘアマニキュア（ノンジアミン）とは
ヘアマニキュアって聞いた事はあるけど、どんなものなのか意外と分からないですよね。
昔、艶出しのカラー剤のような使われ方をしていたような記憶がある方もいらっしゃるでしょうか？
まず前提としてヘアマニキュアにジアミンは配合されていません。
ジアミンアレルギーの方でも安心して染めていただけます。
基本的に黒髪を明るくする力はありませんが、白髪を染める事はできます。
あらかじめ明るくなっている髪や白髪には色を表現できます。
黒髪に塗っても色は全くわかりません。
染まり方として髪の毛をコーティングするように染まり、髪の内部までは染まりません。
染まる原理もプラスとマイナスが引きつけ合うようなイメージで、カラー剤のように化学変化を伴い髪の内部までしっかり染めるというものではないので、カラー剤に比べると色もちが悪いとされています。
そして頭皮に付けて塗る事はできません。
頭皮がめちゃくちゃ染まります。
したがって根元ギリギリからに塗る事になりますので、厳密にいうと根元０ミリからは染める事が難しいです。
ここまで読むとヘアマニキュアって微妙？と思われるかもしれません。
確かにサロンでの登場頻度も少なめですが、ジアミンアレルギーの方には救世主なのです。
ジアミンフリーであり、ダメージもほぼ無いヘアマニキュア。
ジアミンアレルギーの方には是非お勧めしたい商材ですが、やはり最大のネックが明るくできない事ですよね…
そこで今回のお勧め施術のハイライト＋ヘアマニキュアに繋がる訳です！
②ハイライト＋ヘアマニキュアとは
先ほどご説明したように、ヘアマニキュアは髪を明るくする事はできません。
しかし白髪や明るい髪には発色します。
という事で、ハイライトで明るいところを敢えて作った上からヘアマニキュアで染めれば明るく染める事も可能という事です。
ハイライトについても軽く触れますが、別名メッシュとも呼ばれます。
メッシュと言われた方が馴染みがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
ハイライトとは細かい筋状に髪を染める技法です。
そして使う薬剤が重要で、今回はジアミンアレルギーの方に向けての施術ですので当然ジアミンが配合されているものは使えません。
そこでブリーチを使用します。
ブリーチは髪を脱色する事はできますが、色をつける薬剤ではないのでノンジアミンです。
ブリーチって傷むのでは？と心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが全体にハイライトを入れたとしても実際に染まっている髪は少量です。
よっぽど太く大量に入れない限りはさほど気になるレベルではないと思います。
そしてハイライトは白髪をぼかすという効果もあります。
これは実際に見ていただいた方がわかりやすいと思いますので、施術例をご紹介します。
③ハイライト＋ヘアマニキュアの施術例
こちらがbeforeの状態です。
このお客様は既にハイライトの履歴ありですが、ハイライトの根元が伸びてしまっているのと白髪が気になります。
まずはハイライトから入れていきます。
このような感じでアルミホイルを使って染めていきます。
入れる量や太さはあくまでデザインですが、白髪をぼかすという意味では細かく多く入れた方が効果的だと思います。
そして上手く白髪と繋がるようになるべく根元付近から染めます。
こちらがハイライトを入れ直した状態です。
この後ヘアマニキュアで染めていきます。
ヘアマニキュアは白髪とハイライトに発色するイメージですね。
では仕上がりをどうぞ。
ハイライトが良い感じに効いていますね。
白髪とハイライトが馴染み、元々の白髪がぼけています。
ハイライトのおかげで根元の白髪が伸びてきた時も、くっきりとプリン状態になりずらいというのも嬉しいところです。
④まとめ
はい、ここまでお疲れ様でした。
今回はハイライトとヘアマニキュアを組み合わせ、ノンジアミンの方でも髪を明るく染める事のできる施術例をご紹介させていただきました。
ハイライトやヘアマニキュアは昔からある施術ですが、その二つを組み合わせる事でジアミンアレルギーの方でも安心して染めていただける施術へと進化します。
ジアミン配合のカラー剤のように鮮やかな発色とまではいきませんが、ノンジアミンでも明るく染められるといのは今まで暗くしか染められなかった方には朗報ではないでしょうか？
ハイライトを入れるたびに、スタイルの表情も変わりますので育てていくようなイメージで楽しんでいただける思います。
お悩みの方は是非一度ご相談下さい。
皆様のご来店を心からお待ちしております！
