美容室で【白髪染めの頻度】何ヶ月に1度が正解?エイジングケア美容師が解説します!
2022/10/25
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2022/10/25
皆さんは、白髪染めを何ヶ月に一回されていますか? ペースが早い人で3週間、遅い人で3ヶ月〜半年の方もいらっしゃいます。
『では1番良い白髪染めの周期は?』
そんな疑問を、銀座で髪のエイジングケアを得意としている美容師、久本芳生がお答えしようと思います。
最後までお付き合い下さい。
世間一般で言われているヘアカラーは大きく分けて4種類あります。
とりわけ白髪染めに関しては3種類、
・アルカリカラー [お洒落染め、白髪染め]
・酸性カラー [ヘアマニキュア]
・天然由来カラー [ヘナ]
全てでは無いですが、ほとんどの割合を上の3種類が占めています。
ちなみにその中でも、消費比較で言うと、
アルカリカラー 8割
酸性カラー 1.5割
天然由来カラー 0.5割
となっています。
さて、ここで皆さんが疑問に思う頭皮と髪の毛に与える影響はどうなのか?を解説します。
基本的に頭皮と髪の毛に影響を与えるのは1種類、アルカリカラーだけです。
まずは髪の毛への影響は?、
これは白髪染めでもお洒落染めでも同じ成分なのですが、白髪だけではなく他の髪も染める(明るくする)以上、必ずダメージを与えてしまいます。強いアルカリを使えば明るくなりやすいがダメージは大きく、弱いアルカリを使えば明るく染められないがダメージは少なく済みます。
では、白髪染めは?
これは色々と憶測が飛び交い、白髪染めの方が傷むとか、暗く染まる分、傷みが少ないとか噂レベルで聞こえて来ますが、ダメージで言えばお洒落染めとほとんど大差はありません。
白髪に色を入れる為に濃いタイプの色素を使うお陰で暗くなるだけで、アルカリの力はしっかり使わないと染めらません。
どうしても一定のダメージは与えてしまいます。
では、頭皮への影響は?
こちらに関しては1番多く聞かれる疑問がアレルギー反応やカラー剤が体内に蓄積されるのか?と言った事ですが、基本的にアレルギーの心配がある方はパッチテストを行います。それで影響が無ければ安心して染める事が出来ます。ただし、年齢を重ねて体の変化も起こるので、ずっと大丈夫とは限りません。その時々の体の状態によっても少しヒリヒリしたりする事もあるので、少しでも違和感があったらすぐに担当美容師に相談する事をお勧めします。
蓄積に関しては色々な医師の方や研究者が説明していますがかなり考えにくいです。気になる方はカラーの前に頭皮を守る保護オイルスプレーなどを使用して、頭皮への影響を抑える、後はカラー剤が頭皮に触れない様に塗布するテクニックなどもあります。
その他のヘアマニキュアやヘナなどは頭皮、髪の毛共に悪い影響は無いので心配いりませんが、髪を明るくする事は出来ないのでそこをわかった上で施術する事が大事です。
これは、今回最も伝えたい内容ですが、どれくらいの頻度が良いのか?理想の頻度は?と言う疑問にお応えします。
それは、白髪染めの間隔を1ヶ月半は空けて欲しいのが理想です。
その理由は後で説明しますが、この1ヶ月半明けて欲しいのは理想であって、白髪の比率が人によりバラバラなのであくまで理想の話をします。
まず大事にしたいのが、白髪によるストレス。
これが人により大きく異なるという事です。
白髪の比率が全体の黒髪に対して多ければ多いほど気になるのが早く、後は生えて来る場所によっても個人差があります。
分け目付近や顔周りに多く点在すると気になる時期が早くなるのは当然です。
こちらをご覧ください。
ちょっと強引に画像1枚にまとめましたが、これだけ個人差があります。
なのでここで伝えたい事は、白髪によってあなたのストレスがたまらない期間をちゃんと見極めてほしいです。
2週間でどうしてもストレスがたまるなら、染めても良いです。
ストレスがたまるのが1番ダメ。
それくらい白髪が人に与える印象がとんでも無いと言う事です。
では、1ヶ月半空けて欲しい理由を解説。
まずは理想の周期。
1ヶ月半〜2ヶ月位。
これ2ヶ月以内は何故かというと、2ヶ月くらい経つと白髪が目立ち過ぎる。
まあ、当たり前のはなしですよね。
すみません。
しかし、結局は見た目。
人の印象は見た目です。
そこは何よりも大切。
自分自身で鏡を覗き込み、生え際や分け目に白髪が目立つとテンション落ちますよね。
そのストレスは心の健康にも良く無いです。
気になるスピードが人より遅くても、せめて2ヶ月以内では染めたいものです。
では、1ヶ月半は空ける理由、
それは、お肌のターンオーバーが30〜40日位で1度起きるからです。
ターンオーバーとは皮膚が新しく生まれ変わる周期の事。
この周期が若ければ若い程早く、年齢を重ねると遅くなっていきます。
でも大体40日位で生まれ変わるので頭皮の健康状態や刺激を考えると40日以上、つまり1ヶ月半は空けたいものです。
そして髪のダメージも考慮していきたい所。
先程も書きましたがが、少なからずアルカリカラーはダメージを与えてしまいます。
その事を考えると、染める頻度はなるべく遅くしたいのが事実。
そこも目を背けず考えていきたいですね。
こちらの方が大体、2ヶ月白髪染めをしなかったbeforeと after。
どうしても2ヶ月は白髪が目立ちます。
目立ち過ぎるのかな。
これでは美しいとは言えません。
しかし、1ヶ月半空けて欲しいと言うし、、、
そうなんです。
とても矛盾しています。
だから、今回は是非とも紹介したい美容室に来る周期を遅らせるテクニック。
それは結局の所、セルフでうまく白髪を隠しながら生活をするのがベストです。
それには色々な方法があります。
・セルフカラー
・白髪染めトリートメント
・白髪隠し
こちらを施し、来店頻度を少なくします。
セルフカラーとは自宅でやるアルカリカラーやヘアマニキュアの事。
これに関しては一歩間違えたら大変な事になります。暗くし過ぎたり明るくし過ぎたり、何より怖いのは誰でも染まる様に作られているのでダメージが極端に大きいのです。
美容師が髪質、なりたいイメージなどをプロの目でしっかり見て薬剤を選定するのとは大違い。
そこだけはちゃんと理解して使用しましょう。
白髪染めトリートメントとはお風呂でやるトリートメントを1週間から2週間に1度白髪染めトリートメントに変えるというもの。
これは手軽で良いのですが、ちょっと放置時間がかかってしまうのと色が薄くしか染まりません。ダメージは無いのでそこは良いと思います。
たまに染料が強くて美容室のカラーに悪影響を及ぼすのでご注意下さい。
そして白髪隠しとはささっと手軽に隠せるその日だけもてば良いもの。
例えばマスカラタイプで付けたりファンデーションで塗ったりするものがあります。
表面に塗るだけだからその日シャンプーしたら元通り。
危険な事と言えば、取れやすいので雨が降ったりすると落ちてしまったり手で髪を触ったりしても落ちやすいです。
目立つ所にさっと塗る位なので、広範囲はあまり向いて無いです。
ちなみに、、、
少しでも白髪染めにおいて、白髪が目立ちづらい、白髪に目がいきづらいカラーを紹介しているので、気になる方は一度目を通してみてください。
↑↑ こちらです。
やはり、白髪染めの頻度は少ない方が理想です。
何年、髪質や白髪の伸び率、範囲も変わって来るのでしっかり自分で把握する事が大事です。
悩んだら、迷わず美容師に相談してください。
きっとあなたにあった頻度を遅らせる方法を教えてくれるはずです。
先程から何度も言いましたが、ストレスはためないのが1番。
そして白髪を隠すのは目立つ所だけ隠し、楽をしながら白髪染めの周期を遅らせる。
自分に合った方法を少しずつ探していって欲しいです。
人により、ストレスのかかり具合は違います。
是非、白髪とうまく付き合っていきましょう。
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