酸熱トリートメントって何？トリートメントとの違い
2020/05/05
air-OSAKAスタイリストの吉川です。
今回はお店で行うトリートメントに関する内容を書いて行こうと思います。
お洒落に敏感な方や、髪の毛を綺麗にしたい方はもちろん
サロントリートメントの重要性や効果効能についてご存知の方は多いと思います。
今日はそんなトリートメントの中でも、次世代型トリートメントと言われている「酸熱トリートメント」について説明したいと思います。
SNS等でも多く見られるトリートメントの一種ですが
結局、酸熱トリートメントって何？
メリット デメリットは？
の疑問を簡単にわかりやすく解消していきます。
・酸熱トリートメントの仕組み
通常のトリートメントシステムと大きく異なる部分が
・酸性の性質を持つ
・ストレートアイロンの使用による熱を用いる
この２つにより、髪質改善に導きます。
ここで言う髪質改善とは？
少し専門的になりますが、髪のタンパク質同士はそれぞれ結合しています。この結合の形状によって、その人の髪の質やクセの形状が決まります。酸熱トリートメントをすることで、それぞれの髪の結合よりも、より強い結合を一時的に作ることで髪質をコントロールすることができます。
酸熱トリートメントの力によってできる新しい結合の力で、ゴワつきやクセを抑えます。また、髪の表面にも新たなコーティングをすることで、ツヤがあるように見せるのです。
酸熱トリートメントによる結合は、薬剤を髪につけただけでは形成されないので、ブローやヘアアイロンによって熱をあて、髪の中の水分を脱水結合させることによってよりしっかりと結合します。
脱水縮合とは、水分を抜くことで新たな化合物を作る反応のことです。ですので、ヘアアイロンを使い熱ををあてて水分を抜くという工程が酸熱トリートメントには必要なのです。
・酸熱トリートメントとストレートパーマとの違い
酸熱トリートメントは、「髪がストレートになる」という口コミなどが広まっていますが、これは少し意味合いが異なります。
縮毛矯正とは違い、アルカリ剤や還元剤と言ったものを使わないので
どんな人でもかけれると言うのが最大のメリットです。
ただ、あくまでもトリートメントなので髪はサラサラになりますが、強い癖等は1度で伸ばす事は難しいので、癖を伸ばす効果は縮毛矯正のようにはなかなかいきません。
癖が強い方には縮毛矯正等のストレートパーマをオススメしています。
オススメする髪質は
・エイジング等による癖の髪質
・ぽわぽわした癖によるパサつきが気になる方
・ブリーチ等によるハイダメージ
上記に当てはまる髪質には特に効果が実感しやすいです。
こんな万能トリートメントですが、メリットのみではなく、デメリットもあります。
・カールやウェーブ状のパーマとは相性が悪い
繰り返しの酸熱トリートメントがうまくいってサラサラでツヤのある髪が完成すると、毛先にニュアンスが欲しくなりパーマをかけたくなる方も少なくないと思われます。けれども酸熱トリートメントを繰り返して酸熱毛に変化した髪には、パーマが正常にかかりません。
クセと傷みが気にならない髪になれたけれどパーマはあきらめるか、パーマをかけたいから酸熱トリートメントの継続をあきらめるか、現状ではこの二択を迫られます。（⚠︎縮毛矯正との相性は抜群にいいです）
・カラーの色味が落ちる
カラー毛に対して酸性の薬剤を使用するとキューティクルが開く事によりカラーの染料が流れ出ます。酸熱トリートメントの影響でヘアカラーの色抜けは必ず起こる問題です。
なのでカラー毛の方が酸熱トリートメントを行う場合、ヘアカラー前に酸熱トリートメントの施術を行う事が必要となります。
・値段が高くなる
これはどうしても避けられない部分になります。
airではプラチナトリートメントと言うオリジナルのシステムトリートメントがあります。（税抜き6000円〜）
酸熱トリートメントシステムを組み込む事により、+6000円を頂いております。airでは酸熱トリートメントはオプションなるので
プラチナトリートメント(税抜6000円)＋酸熱トリートメント(税抜6000円)
＝税抜12000円となります。
ただ、その分のトリートメントの持ちや、効果の実感は感じられるので髪質やメニューに合わせて美容師さんと相談して決めていくのをオススメしております。
何にでもメリット・デメリットは存在します。
ですが性質をよく理解する事により、酸熱トリートメントの効果を120%引き出し、髪質改善を実現いたします。
デメリット部分は多くの場合、美容師側が把握する事により解消されます。airはトリートメントが売りのサロンとしても有名ですので安心して何でもご相談下さい。
美髪の事ならairにお任せください(^^)
早く皆様にお会いできるの楽しみにしてまいます！
